具体的にAGA治療とは何をするのか

男性がある程度の年齢になると、そのうち何割かの人は薄毛が気になってきます。
「貫禄がつく」など前向きにとらえられた時代もありますが、
現代は若々しさが良しとされる時代なのでなんとか治したいところ。
治すには、きちんと原因を把握しておくことが大切です。
薄毛が気になったらまず専門のクリニックに行き、診断を受けましょう。
別の理由(皮膚病やストレス)などからの脱毛であることも考えられます。
クリニックで「男性型脱毛症(いわゆるAGA)」と診断されたら、
そこからの治療はある程度の期間が必要になってきます。
AGAの治療法
まず、内服薬として有効成分フィナステリドを含む薬が処方されるでしょう。
これは血中に一定の濃度が存在することで、AGAの原因となる
物質の働きを抑制し、髪の毛が弱らないように守る薬です。
必ず毎日一回、決まった時間に忘れずに服用することが大切です。
内服薬だけでなく、たいていは外用の育毛剤も処方されます。
これは市販品にも含まれる血行促進成分が入ったもので、頭皮をしっかり洗い
清潔にしたうえで育毛剤を塗り、やさしくマッサージして血流を改善します。
血流の改善そのものには髪を生やす効果はありませんが、
髪の育成に必要な栄養素を届け、また老廃物をうまく排出し
健康な髪が出来る環境を整えるのに役立ちます。
この二つを一定期間行うことで、多くの方に改善効果が見られています。
注意したいのは、保険が適用にならないためある程度費用が掛かってしまう点。
また、数日や数週間で効果が出ることはあまりなく、
数か月といったスパンで治療を行う必要があります。
期間と費用がかかるということを見越して、薬もジェネリックを使ったり
育毛剤の種類を選ぶなど経済的にもムリなく継続可能な選択をしましょう。
このあたりはクリニックの医師も相談に乗ってくれます。
どうしても効果が薄い場合、頭皮に直接薬剤を注射するなどの処置が
取られることもありますのでこちらもよく担当医と検討の上行いましょう。